
当社のワイヤーカット放電加工機、ファナック α-C600iA。毎日頑張ってくれている相棒ですが、ついに悩みの種が…。
そう、加工層からの水漏れです!
加工液がじわじわと機械の下に漏れ出し、床が濡れてしまう状態が続いていました。ワイヤーカット機にとって加工液は命。
このままでは作業環境の悪化はもちろん、機械へのダメージも心配です。
漏れ箇所を特定したところ、どうやら加工層の扉部分のパッキンやフレームの劣化が原因のようでした。
パッキンだけを交換するという選択肢もありましたが、長く安心して使うために、今回は思い切って加工層の扉一式をまるごと新品に交換することにしました!
メーカーのファナックから純正の交換部品を取り寄せ、いざ修理作業開始です。
まずは古い扉を慎重に取り外します。長年の使用でかなり重量がありますし、配線やホース類も繋がっているので、周囲に気を付けて作業を進めました。
古いパッキンはやはりカチカチに硬化していて、水密性が失われていたのがよく分かります。
真新しい扉の登場!✨ 新しい扉を所定の位置に取り付け、重要なのは**「調整」**です。ワイヤーカット機はミクロン単位の精度が求められる機械。
扉がピッタリと閉まり、水漏れが完全に止まるよう、何度も開閉テストと微調整を繰り返しました。
扉のチリ合わせ(隙間の調整)や、ロック機構の動作確認も念入りに行いました。
交換作業は無事に完了!新しい扉は見た目も気持ちが良いですね!
そして、肝心の水漏れは…
完全にストップ!👏
これで安心して加工を続けることができます。
今回の修理を通じて、機械のメンテナンスの重要性を再認識しました。
ワイヤーカット機は特に水を使うため、扉やパッキン周りの定期的な点検・交換は避けて通れません。
もし、同じようにファナックのα-C600iAで水漏れに悩んでいる方がいらっしゃったら、扉交換も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
これからもこのα-C600iAで、高品質な加工品を作り続けていきます!
最後に成りますが・・・
当社では『こんなに古い金型は無理だろう』と諦めていた金型も、再生できる可能性は十分にあります。
まずは写真をお送りいただくだけで、再生の可否や概算費用をご提示いたします。お気軽にご連絡ください
あなたの大切な資産である金型を、再び現場で活躍させましょう!
プレス加工や金型製作は埼玉県八潮市の製造業者「有限会社 東照機工」へ
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